セラピスト教育のためのクリニカル・クラークシップのすすめ 第3版

セラピスト教育のためのクリニカル・クラークシップのすすめ 第3版の詳細

本書の中でも述べられていますが、クリニカルクラークシップ(以下CCS)のことを職場内などで勧めると必ずと言っていいほど批判的な意見を受けます。患者様を担当し、責任感を持たないといけない。１例を深く考えないと、自分で考えないといけない等。指定規則の改定により実習施設側も養成校側もCCSを無視できない状況となりました。本書ではこれまで通り、従来の臨床実習の問題点やCCSの定義、利点、さらにどのように臨床実習を展開するかという事例が病院、訪問、精神科作業療法と各臨床現場ごとに分かりやすく示されています。本書を読んで理解できた方は即臨床現場での学生指導に取り入れてください。読んでも理解が不十分、批判したくなったら編者である中川先生の話を生で聴いてみてください。我々もかつて通ってきた道である臨床実習に対する考え方が変わると思います。